100坪3階建て豪邸…清宮幸太郎に“坊ちゃん育ち”の不安

公開日: 更新日:

 巨人をはじめ、4球団でコーチ経験のある高橋善正氏は「プロ野球選手はメンタルが非常に重要です」と、こう話す。

「多くの選手は清宮を興味津々で観察するでしょうね。プロはみんなが仲良しこよしとは限らない。中には面白くないとばかりに、きつく当たる選手も出てくるはず。経験したことがない寮生活に加え、人間関係でも大きな変化が出てくる。そうしたプレッシャーに清宮が勝てるかどうか。彼は人間性も抜群だという。メディアに対する受け答えを見ても、確かに優しそうな好青年との印象を受ける。家庭環境も恵まれているとなれば、なおさらです。ありあまる才能がありながら、重圧に負けて引退した選手はごまんといる」

 さらに高橋氏は言う。

金属バットから木製バットに変われば、高校時代は柵越えしていた打球が外野フライになることもあるでしょう。対戦する投手もレベルも跳ね上がる。いわゆるカルチャーショックです。気持ちの強い選手はそこで『なにくそ』と、より熱心に練習し、研究にも力が入る。しかし、自信を失った選手は練習に身が入らなくなってしまう」

 清原、桑田、松坂(現ソフトバンク)といった高卒選手たちは、決して恵まれた家に育ったわけではない。技術だけでは飯が食えないのがプロの世界だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    金足農・吉田大輝は「素質は兄・輝星以上」ともっぱらだが…スカウトが指摘する「気がかりな点」

  3. 3

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  4. 4

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  5. 5

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  1. 6

    国民民主“激ヤバ”女性議員の選挙違反疑惑には党本部が関与か…ダンマリ玉木代表に真相究明はできるのか?

  2. 7

    清原和博さんの「思わぬ一言」で鼻の奥がジーン、泣きそうに。チーム内では“番長”とは別人だった

  3. 8

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  4. 9

    例年の放送目前に「今年は27時間テレビないのか」の声が続々 2011年には中居正広氏に「女性に溺れる」との予言の因果

  5. 10

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も