清宮熱望「育てる球団」なぜ 広島とハム“面談パス”の裏側

公開日: 更新日:

 すでにプロ志望届を提出した早実の清宮幸太郎内野手(3年)は、「自分を本当に厳しく指導していただいて、成長させていただける球団に行きたい」と話している。

 2日、都内で行われた本人及び、清宮の父親でラグビーのヤマハ発動機で監督を務める克幸氏との面談にはプロ10球団が駆け付け、看板選手の育成データや練習施設などを説明。本人が重視する育成面の充実を盛んに訴えたものの、プロ球団で「育成」に最も実績も定評もある2球団がなぜか面談をパスした。昨年の日本シリーズを戦った広島日本ハムだ。

 広島は丸、菊池、鈴木といった生え抜きを中心にセ・リーグ2連覇。日本ハムも「ドラフトと育成」を球団の基本方針に掲げ、昨年までの11年間でリーグ優勝5回。そのうち2回は日本一になっている。

 広島は松田元オーナーが2日、清宮と面談しないことを明かした上で、

「行かないということは(指名)しないということ。清宮はものすごくいい選手だけど、うちのスタイルじゃない。現場は足の速い選手を求めている」と話した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」