海外勢締め出し 平野美宇を“徹底研究”し始めた中国の本気

公開日: 更新日:

 卓球女子のワールド杯が27日からカナダ(マーカム)で行われる。日本からは石川佳純(24=世界ランク5位)と平野美宇(17=同6位)が参加。この日、現地に向けて出国した。

 2人は今月開幕した世界最高峰の中国スーパーリーグに参戦するはずだったが、中国が突然外国選手の受け入れを拒み、プレーできなくなった。そのきっかけとなったのが平野だといわれている。

 平野は昨年、初出場のワールド杯で日本選手初、史上最年少優勝の偉業を成し遂げた。同大会に中国選手は参加していなかったものの、卓球王国が平野に本格的に注目したのはこの時からだったという。

 卓球関係者が言う。

「平野は昨年、W杯優勝直後に中国リーグに参戦。強豪相手に10戦3勝の成績を残した。W杯チャンピオンですから現地では敬意をもって迎えられた一方で、平野の試合はどこでもビデオで撮られていたと聞いた」

 平野はこの経験が生きて、1月の日本選手権では女王石川を破って優勝。中国(無錫)で行われた4月のアジア選手権では、準々決勝から当時の世界ランク1位の丁寧、同2位朱雨玲、同5位陳夢という中国の強豪を次々に破り、世界中を驚かせた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に