痛み止め飲みプレー ソフトBの日本S連勝は柳田が牽引

公開日: 更新日:

 地元福岡で2連勝し、敵地横浜に乗り込んだソフトバンク。30日の練習は余裕の表れなのか、終始、和気あいあいムードだった。寒風吹きすさぶ中、守護神のサファテがノースリーブで周囲を驚かせれば、対抗したのか川島も半袖姿で登場。さらに達川バッテリーコーチはマスクと防具をつけ、やや腰を気にしながらバッティングキャッチャーを務めた。

 これには球団スタッフも「達川さんがバッキャをするなんて、見たことがない」と、目を白黒させていたほどだ。

 2連勝の勢いもあるだろうが、何よりチームを乗せているのが柳田悠岐(29)の存在だという。

 9月下旬に右脇腹を痛めて戦線離脱。一時はバットも満足に振れず、ポストシーズンでの復帰も不可能ではないか、といわれていた。それが10月22日の楽天とのCSファイナル5戦目に「1番・中堅」で電撃復帰。初回、いきなり得点につながるヒットを打つなど、4打数2安打1打点と活躍し、日本シリーズ出場に貢献した。

「当時はぶっつけ本番もいいところ。右脇腹は完治しておらず、実際、痛み止めを飲みながらプレーしていたそうです。これでチームは勢いに乗った。ナインも『無理をしてまで復帰した柳田のためにも』と、結束が生まれた」

 とは球団OBだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発