二刀流希望の大谷 渡米してから稼ぐマイナー契約は大正解

公開日: 更新日:

 例えばヤンキース田中将大(29)だ。

 13年オフ、平均年俸約25億円の7年契約で楽天からヤンキースに移籍。1年目の前半戦だけでいきなり12勝(4敗)をマークしたものの、7月に右肘靱帯の部分断裂が発覚。長期離脱を余儀なくされ、いまだ右肘に不安を抱えている。大型契約でニューヨークの常勝球団へ。働いて当然のプレッシャーはハンパじゃなく、無理がたたった可能性は否定できない。

「大谷を獲得する球団は6年間、保有権をもつことになります。3年目までの年俸はメジャー最低保障の約6000万円、年俸調停の権利が生じる4年目は約5億7000万円、5年目が約11億4000万円、6年目が約17億1000万円くらいの契約におそらくなるのではないか。活躍が期待されるスター候補の金額です。例えばカブスのブライアント(25)は昨年、メジャー2年目にして打率・292、39本塁打、102打点でナ・リーグMVPを獲得、世界一に大きく貢献しましたが、それでも今季年俸は約1億2000万円でした。調停の権利を得るまで年俸が抑えられてしまうのは、メジャーでは当たり前なのです」(友成氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性