国内停滞の元凶 女子プロに複数年シードの“特典”は必要か

公開日: 更新日:

 国内の今季女子プロゴルフもあと2試合となり、賞金女王争いに関する報道も増えてきた。現在トップは鈴木愛の約1億2701万円。2位はキム・ハヌル(写真)の約1億1564万円(約1137万円差)。3位イ・ミニョンの約1億1027万円(約1674万円差)と続く。賞金女王になれば、翌年からシード権を手にするが、その年数は「実績」によって異なる。

 例えば、賞金女王だけなら3年シードだが、なおかつ同一年に年間4試合行われる公式戦(ワールドレディス、女子プロ、女子OP、ツアー選手権)のすべてに勝てばシードは何と15年。3勝10年、2勝7年、1勝5年となっている。今季の鈴木はここまで公式戦未勝利、キムはワールドレディスに勝っているから逆転賞金女王なら5年シードとなり、最終戦のツアー選手権にも勝てばシードは7年となる。

 複数年シードの特典を与えることは、レベルの高い米女子ツアーへの参戦を促す意味もある。しかし、10、11、14年女王のアン・ソンジュ、15、16年女王のイ・ボミ、公式戦優勝で複数年シードを手にした申ジエやキム・ハヌル、テレサ・ルーらは日本にとどまり毎年大金を稼いでいる。ちなみに鈴木愛も昨年の女子プロ選手権に勝って、すでに19年までのシード権を持っている。

 メジャーで二刀流をやりたい大谷は「お金じゃない」と移籍を決意したが、チャンスを生かさず国内でシコシコ賞金を稼ぐ志が低い女子プロに、複数年シードは必要ないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る