理事解任は序曲…貴乃花親方vs白鵬の先に“理事長のイス”

公開日: 更新日:

 4日に開かれた日本相撲協会の臨時評議会で、史上初めて理事解任案が承認された貴乃花親方(45)。この決定によって、貴乃花親方は理事から役員待遇委員へ2階級降格となるが、一連の騒動では貴乃花親方と横綱白鵬(32)の抜き差しならない確執も表面化した。

「貴乃花親方はそもそもかち上げ、張り手とプロレスまがいの取り口で勝ち星を積み上げる白鵬を横綱として評価していない。その白鵬が束ねるモンゴル軍団の強固な結びつきも苦々しく思っていて、弟子の貴ノ岩には彼らと距離を置くよう指導していた。白鵬は白鵬でそんな貴乃花親方が疎ましく、貴ノ岩が被害を受けた暴行事件直後の冬巡業前に『貴乃花巡業部長の下では巡業に参加できない』と訴えるに至りました」(相撲担当記者)

 白鵬は、日馬富士による暴行現場に同席していながら暴力を止められなかったとして、昨年12月20日に相撲協会から「18年1月の給与を全額不支給、2月の給与を50%カット」という処分を受けた。横綱審議委員会からも「美しくない、見たくない」と相撲内容について厳しく批判されるなどお灸をすえられたが、これでやりたい放題の“暴君横綱”が少しは殊勝になるかといえば、「蛙のツラになんとかでしょう」(ある親方)と懐疑的な見方がほとんどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 格闘技のアクセスランキング

  1. 1

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  2. 2

    元横綱白鵬 1億円“退職パーティー”の実態…超高級ホテルに太客大集結、札束乱舞のボロ儲け

  3. 3

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  4. 4

    元横綱・白鵬の凄まじい嫌われっぷり…理事長どころか理事すら絶望的の自業自得

  5. 5

    元横綱白鵬に求められるこれまで以上の「自重」と「品行方正」…カネ集めのために面従腹背の日々へ

  1. 6

    相撲協会退職の元横綱白鵬が「世界のトヨタ」をバックに進む道…新団体設立のウワサも

  2. 7

    元横綱白鵬の「6.9暴露会見」に相撲協会戦々恐々…あることないこと含め、どんな爆弾発言飛び出すか

  3. 8

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 9

    【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上

  5. 10

    元横綱白鵬は会見で否定も、隠し切れない照ノ富士との根深い確執…「まったくない」かえって不自然

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  2. 2

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  4. 9

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  5. 10

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家