ドラ1鍬原は前半戦絶望か 巨人2年連続“調査不足”の赤っ恥

公開日: 更新日:

 昨年のドラフト1位・吉川尚もそうだった。新人合同自主トレ中に「上半身のコンディション不良」で別メニュー調整となり、結局ほぼ1年を棒に振った。あるコーチは「球団は故障持ちなのをどこまで把握していたのか」と漏らした。同年2位・畠もドラフト後に右肘を手術。こちらは「リスクを承知で獲得した」とスカウトが胸を張っても、7月からの6勝(4敗)は、ほぼ大勢が決した後の勝ち星である。

 鍬原は昨夏に右肘を痛めている。ドラフト後は2カ月間もボールを投げていなかったという。この日の守備練習では、送球をしない一塁に入った。

「育成」を掲げる鹿取GMは「発表の通り」と言葉少なだったが、近年はその根幹となるドラフトで失敗を重ねる。2年連続で調査不足を露呈した格好で、Bクラスからの浮上が至上命令の現場から、スカウトの眼力に疑問の声が上がるのも当然と言えば当然だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性