トレード打診もガード 日ハムに守られる斎藤佑樹の不思議
日本ハムの斎藤佑樹(29)は今季6試合で1勝3敗、防御率6.75に終わった。プロ3年目の2013年オフから5年連続でダウンを続けた年俸は1830万円。一軍最低の1430万円に近づいてきた。「他球団とのトレードのウワサが絶えませんでしたね」と、さる球界関係者がこう明かす。
「まずは巨人。野球賭博関与の失格処分明けの高木京介(28)と斎藤というウワサが出た。日ハムの栗山監督が初登板から139試合無敗記録を継続している高木京を高く評価していたからで、日ハムが斎藤は出さないと成立しませんでしたが」
ドラフト1位で入団する早実の清宮幸太郎(18)は後輩でもある。ジリ貧とはいえ、斎藤もかつては“ハンカチ王子”と呼ばれ、チヤホヤされた。某球団の編成担当者がこう明かす。
「実はトレードで本気で狙っていたのはヤクルトです。一軍で実績のある左腕を交換要員にして斎藤を取ろうとしたが、日ハムに断られたそうです。事実上の構想外でも、斎藤はなぜか球団に守られている。何かサイドレターでもあるのか? といぶかる球団は多い。ただ、来年の30歳を合図に、日ハムが叩き売りを始めるという情報があります」
ヤクルトは10年ドラフトで4球団競合となった斎藤の抽選を外した小川淳司監督(60)が復帰。今年までは守ってもらえたが、バーゲンが始まれば、移籍の可能性もある。