甲子園ソング新定番 沖縄民謡「ダイナミック琉球」の魅力

公開日: 更新日:

 春のセンバツがいよいよ開幕。アルプススタンドでは各校の応援団やチアはもちろん、吹奏楽部(ブラスバンド)の演奏にも力が入る。コンバットマーチ、狙いうち、サウスポーといったお馴染みの楽曲から、近年では朝ドラ「あまちゃん」のテーマソングも定番化しているが、新たに脚光を浴びているのが「ダイナミック琉球」だ。

 もともとは沖縄民謡で、地元では応援用にアレンジされたバージョンが運動会のエイサーや対外試合の際の応援ソングとして歌われていた。それが東北の仙台育英高校が甲子園で演奏(写真)したのがきっかけで注目を浴び、女子高生が高校バスケの大会で歌うバージョンはユーチューブの再生回数が350万回を突破しているのである。

 特徴は冒頭のソロパート。♪海よ 祈りの海よ 波の声響く空よ~と、野球部員や女子生徒が声を張る姿はまさにダイナミックである。

「昨年の秋あたりから各校で応援ソングとして取り入れられています。レコード会社の方から何かを仕掛けたわけではないのですが(笑い)、うれしい反響を頂いております」(CD販売元のキングレコード宣伝担当者)

 耳に残る歌声。太鼓の響きとともに、甲子園のアルプススタンドを琉球の風が吹き抜けている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー