釜本氏がハリルに同情「攻撃スイッチ入れる選手いない」

公開日: 更新日:

 ベルギーで行われた国際親善試合のマリ戦(23日)が、試合終了間際のFW中島のゴールで1―1のドロー決着に終わった後、ハリルホジッチ日本代表監督が「いろいろな情報を得られたが、ポジティブではないモノも多かった」と言えば、主将MF長谷部は「個人技でもチームとしてもやられた。このままでは(ロシアW杯は)苦しい」と表情をゆがめた。

 今回の対戦相手のマリは、日本がW杯グループリーグ2戦目で戦うセネガルの仮想敵国。もっとも「指揮官自ら言っているように選手個々のフィジカル、スピード、アイデアなどセネガルの方がレベルは断然上です」と現地取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。

「マリはレギュラー8人が不在。しかも20代前半までの選手が半数を占めており、日本に付け入る隙は十分にあった。しかしマリの方がコンビネーションがとれており、日本代表の完成度の低さが目についた試合でした」

 マリ戦の前、指揮官は「選手をたくさん試したい。発掘の場にしたい」と言いきった。W杯開幕まで3カ月を切った段階でチームの軸を定められず、少なくない日本サッカー協会やJリーグ関係者から「W杯が始まってもテスト、テストと言い続けるのでは? ハリルに任せて失敗だった」という声が聞こえてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然