食育改革に3000万円 ジリ貧ヤクルトが狙うは最下位脱出

公開日: 更新日:

 球団史上最多96敗、ケガ人続出――。

 DeNAとの今季開幕戦に7対3で勝利したヤクルトだが、昨季はドン底まで落ち、首脳陣や練習内容を刷新。それと同時に、食事環境もガラリと変えた。

「タイガースやカープの選手とは体の厚みが違う。まずそこからスタート」

 宮本慎也ヘッドコーチは就任早々、選手に肉体改造を指示。秋季キャンプでは若手選手へ「茶碗3杯完食」をノルマに課した。

 シーズンを通して肉体を維持するため、神宮球場横に位置するクラブハウス内のリフォームにも着手した。春季キャンプ期間中、約1カ月間かけてキッチンスペースを以前の2倍に拡大。建て増しができないため、これまで更衣室として使っていたスペースを潰しての大規模工事となった。

 これまでは神宮球場近くのレストランで作られたケータリングを運び入れていたが、巨人が利用する業者へ変更し、メニューは栄養士が考えたものに。クラブハウスではいつでも温かい食事が食べられるよう、シェフも3~4人が常駐。練習後、食事を取ってから帰宅する「メジャースタイル」にチェンジした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾