中国出身の父の夢「第2の故郷となった仙台を卓球王国に」

公開日: 更新日:

 張本が育った、仙台市宮城野区にある仙台卓球センター隣の「らーめん淳」の店主、伊藤淳さん(37)はこう話す。

「いま、店の前を通る子供たち(の髪形)は大概、張本カットですね。チョレイ効果は確かにあって、老若男女を問わず卓球をする人が増えています。ウチの店では、卓球センターの会員証を見せると餃子は無料。当店自慢のニラ南蛮ラーメンにラケット形のチャーシューをのせる『卓球ラーメン』を開発中なんです(笑い)」

 仙台といえば人気も実力も定着した楽天イーグルスの本拠地だ。世界卓球選手権から戻った昨年9月、コボパーク宮城(現・楽天生命パーク宮城)でのオリックス戦で始球式に招かれた張本はノーバウンドの投球を決め「チョレイ!」の雄たけびで大喝采を受けた。

 フィギュアスケート羽生結弦荒川静香はあまりにも有名だが、リオ五輪のバドミントンで日本初の金メダルを獲得したタカマツペアも仙台の聖ウルスラ学院英智高校の出身だ。

「縁があって私の第2の故郷になった仙台を卓球王国にする、それが私の夢なんですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲