今季5戦で外国勢が4勝目 日本人が勝てない理由をプロ指摘

公開日: 更新日:

【ヤマハレディース】

 4打差3位発進のアン・ソンジュ(30)が3バーディー、ノーボギーの最終日ベストスコア69をマーク。逆転で今季2勝目、ツアー通算25勝目を挙げた。後半は最終組の菊地絵理香(29)と、1組前でプレーするアンとのマッチプレーの様相になった。

 菊地は最もタフな16番パー4で3パットボギーをたたいて後退。プレーオフにはバーディーが絶対条件の最終ホールで2打目を左に曲げてバンカーにつかまり、3打目もグリーンに乗らずにボギー。スコアを3つ落として2打差2位に終わった。

 田原紘プロは勝負のポイントをこう見た。

「菊地は15番パー5で2.5メートルのバーディーチャンスが決まらなかった。みんながスコアメークに苦しむ続く16番は2打目をピン右5メートルにつけて、入れごろ外しごろの距離に“今度こそ”と気合が入り過ぎた。1組前のアンは17番パー、18番バーディーでくるだろうと予想がつく。それなら、入れるしかないと気持ちがタッチを強くし、左に曲がるラインが真っすぐ抜けて1メートル以上もオーバー。その返しはカップ縁にけられてしまった。15番はアンが奥バンカーからチップインバーディー。かたや菊地はチャンスを決められなかった。それが勝敗の流れとなった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層