男子ツアーが空疎化…選手会長の石川遼に“松山招集”の役目

公開日: 更新日:

 実はマスターズ直後に松山も帰国しているが、開幕戦の今大会には出場していない。だが、14日には楽天生命パーク宮城で行われる楽天対西武戦の始球式に登場する。

 それなら始球式の日程を調整して、日本ツアー開幕戦に顔を出しても罰は当たらないだろう。

「日本ツアーを盛り上げるには世界で戦う松山が不可欠で、松山が出場するだけでギャラリー動員数は大きく変わる。しかし、日本ツアーは松山の足を引っ張るように出場義務試合数を作ったり、制裁金も徴収した。松山にとって日本ツアー出場にメリットはなく、すっかり嫌気を差したから出てこないのです」(評論家の宮崎紘一氏)

 その松山への出場義務試合を作るアイデアを出したのが、当時の特別顧問の青木だった。

「それを知った松山は、表向きは平静を装っていますが青木さんのことが嫌い。だから日本ツアーのメンバー登録もやめてしまった。それは関係者の間では周知の事実であり、そこでジュニア時代から仲のいい石川を選手会長やJGTO副会長にすれば、松山も日本ツアーに出てくれるのではと、みんな期待したんですけどね」(関係者)

 松山の首に縄をつける大変な使命を石川は背負っているわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手