広島守護神“中崎劇場”にベンチ&ファンまたもハラハラ

公開日: 更新日:

 1点リードで迎えた最終回。ストッパー中崎翔太(25)の登板が告げられると、本拠地マツダスタジアムには少し微妙な空気が流れた。

 今季もチームの守護神を務める中崎は、この日のヤクルト戦前まで8試合に登板して無敗の6セーブ。が、防御率は4.50で、3者凡退で抑えた試合が4試合しかない。3点リードのマウンドに上がった15日の巨人戦では3安打2四球で2点を失い、ヒヤヒヤのセーブを挙げたばかりだった。

 果たして……。

 この日も先頭のバレンティンにいきなり、あわや同点本塁打かという右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、続く4番の青木にはストライクが入らず、ボール3つが先行。スタンドをざわめかせた。

 その青木を遊ゴロに抑え、何とか後続も断ってリーグトップに並ぶ7セーブ目を手にしたとはいえ、ベンチもファンもヒヤヒヤ。最も肝を冷やしたのは、今季初登板初先発で7回2安打1失点と好投し、勝利投手になった中村祐太(22)だっただろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち