首位快走も 先制点フイするエース野村に広島ナイン不信感

公開日: 更新日:

 またかよ――。

 26日のDeNA戦に先発した広島野村祐輔(28)がピリッとしない。初回にもらった3点をすぐに吐き出し、試合をもつれさせた。 

 広島が3試合連続で初回に先制した。

 プレーボール直後に連打と四球で無死満塁とすると、開幕2戦目の中日戦以来となる4番に復帰した鈴木が犠飛。幸先良く3点を先制したまでは良かった。しかし、野村がリードを守れない。初回に宮本に本塁打を浴びると、二回にあっさり同点に追い付かれた。

 鈴木の失策が絡んでいるため、自責は2ながら、3―3の五回裏からは2番手のアドゥワがマウンドへ上がった。緒方監督は「祐輔は背中に違和感が出たから無理をさせたくなかった」と四回で降板させた理由を説明したものの、コンディションだけの問題ではなさそうだ。広島の関係者がこう言った。

「4失点だった前回の中日戦、8失点だったその前の巨人戦も初回に先制してもらった直後に逆転されている。今日も3点先制の直後に3失点。背中や右肩などに違和感があったにせよ、エースなんだから、投げるからには責任を果たして欲しいということですよ。先制攻撃を早い段階でフイにしたのが3試合も続けば、野手だって『またかよ』と思うだろうし、亀裂も入りかねない。離脱するなら一大事だし、しなくても、勝ったと喜んでばかりはいられない。ウチは投手次第。誰も安心していませんよ」

 DeNAとの敵地3連戦で3連勝。首位をガッチリ守ったとはいえ、16年に16勝(3敗)したエースがこの調子では、セ界はしばらく混戦が続きそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢