日本の芝に戸惑い出遅れ 小平“凱旋プレー”が及ぼす悪影響

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「米ツアーでダメでも日本ツアーの逃げ道がある、という甘い考えがあるのなら向こうでは戦えない。昨年は賞金王よりもマスターズに出たいと言ったぐらい海外志向が高く、せっかくチャンスをつかんだのだから国内大会に出ている場合ではない。米ツアーのコースにはいろんな芝があり、もっと経験を積まなければいけない。昔、樋口久子が日米を行ったり来たりでグリーンのスピードの違いからイップスになったことがある。苦しくても徹底して米ツアーで戦うべきです」(評論家・菅野徳雄氏)

■めったに出場しない松山

 今大会はパー70設定ながら総距離6557ヤードと米ツアー会場に比べたら箱庭同前だ。もちろん出場メンバーを見れば世界ランク100位以内は小平と宮里の2人しかいない。世界トップ3のD・ジョンソン、J・トーマス、J・スピースとしのぎを削るハイレベルの試合とは訳が違う。

 甘いコースでへぼ連中と一緒にプレーしたら小平にもヘタがうつる。松山英樹は日本ツアーメンバーを返上したこともあるが、国内大会にはめったに出てこない。

 小平も世界でもっと上を目指すのなら、松山のように日本ツアーを見捨てるぐらいでないとダメだ。

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