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鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

ドイツ代表T・ミュラー 高い決定力はトップ下起用で生きる

公開日: 更新日:

 ロシアW杯は現地6月14日のロシア―サウジアラビア戦(日本時間15日午前0時開始)を皮切りに熱戦の火ぶたが切られる。そこでドイツ1部でヘッドコーチ経験のある鈴木良平氏(評論家)による「列強エース診断&泣きどころ」だ。

 ◇  ◇  ◇

 前回ブラジル大会を圧倒的な強さで制したドイツ。連覇のカギを握る選手としてバイエルン・ミュンヘン所属のMFトーマス・ミュラー(28)を挙げたい。彼はロシアW杯で5ゴールを決めたら「3大会連続5得点」というW杯史上初の快挙を達成することになる。その可能性は?

「ミュラーをトップ下で使えば偉業を成し遂げる確率は飛躍的に高まる」と思っている。

 ミュラーの主戦場は右サイドアタッカー。トップ下には、アーセナルMFエジルが起用されることが多い。しかし、傑出した決定力を誇るミュラーをトップ下で使わない手はない。サイドアタッカーで「ラストパスの出し手」に専念させるのではなく、シュートにも絡んでいけるトップ下に置くことが、何よりもドイツ代表の得点力アップにつながっていく。

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