吉川光夫でも必然の大敗…広島の情報分析力に巨人は丸裸

公開日: 更新日:

 先発の吉川光夫(30)がいきなりつかまった。

 茨城・ひたちなかで行われた23日の広島戦の初回。田中に先頭弾を浴びると、2四球を与えたあと、新井に3ランを打たれ4失点。美間にも適時打を浴びて5点を失い、初回で勝負が決した。

 巨人ナインはリーグ連覇中の広島を意識する。例えば前回3日の対戦で1失点、黒星を喫しているマシソン(34)だ。助っ人は今季唯一の失点を喫した広島の試合前練習をこの日、真剣な表情でのぞき込んでいた。

 広島関係者が声を潜めてこう言う。

「詳細はともかく、マシソンのクセというか傾向のようなものは把握しています。巨人7年目ともう長い。巨人の重要人物のひとりですから。他の選手? それはどうでしょう。でも、そういうところを執拗につくのは、うちのカラーです」

 前回対戦でマシソンから二塁打を打って得点を記録した田中に聞いてみると、「クセ? いやいや、球は速いし、変わらずいい投手。打てたのはたまたま」と否定するものの、広島は情報分析に定評がある。この日、四回途中8失点KOされた吉川光も気が気ではないだろう。実は試合前、田中はこうも話していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?