歴代1位のスロー出世 新大関・栃ノ心「綱とり」への課題

公開日: 更新日:

「謹んでお受けいたします。親方の教えを守り、力士の手本となれるように、稽古に精進します」

 相撲協会からの使者を迎え、ぎこちないながらも栃ノ心(30)が口上を述べた。

 30日の伝達式をもって、正式に大関へ。さらに上の地位、横綱については「まだ考えてないです」と話したが、これ以上の昇進は可能なのか。

 力相撲になれば無敵を誇る一方、気がかりなのはその肉体だ。30歳という年齢もさることながら、新入幕から所要60場所で大関昇進は歴代1位のスロー出世。“勤続疲労”に加え、右ヒザにも古傷を抱えている。過去、欧州出身の大関は琴欧洲(現鳴戸親方)と把瑠都がいるが、いずれもヒザのケガが引退につながった。

 さらに運も必要不可欠だ。横綱になるためには大関で「2場所連続優勝、あるいはそれに準ずる成績」を残さなくてはいけない。08年5月に初優勝した琴欧洲は、かつて日刊ゲンダイ連載で「その時が現役生活で一番、というわけではない。この時以上に調子のいい場所は何度もあった」と、話している。対戦競技である以上、ライバル力士たちの状態にも左右される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  5. 5

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  1. 6

    高市首相「中傷動画」疑惑に逆ギレ答弁連発 質問した野党議員の制止振り切り“ご飯論法”で一気まくしたて

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  4. 9

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  5. 10

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由