著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

セネガル編<中>勝敗は「FWマネを誰が潰すか?」にかかる

公開日: 更新日:

「西野監督は、合宿のメンバー発表会見でG大阪MF今野をケガで外したことを明らかにしましたが、デュエルに強くてスピードもあり、インターセプトのうまい今野をロシアに連れていけなかったのは痛い。彼の代役には、試合の流れを読みながらボールカットの上手なMF井手口が、マネ対策の意味からも効果的だと思ったのですが、残念ながらW杯メンバー23人には入らなかった。いずれにしても、誰がマネを潰すか? これにセネガル戦の勝敗はかかってきます。MF山口に“潰し役”として、マネと一緒に潰れてもらうしかないかもしれません」

 ――セネガルが4―3―3を採用してマネを右ウイングで起用してきた方が、日本は厳しいかもしれない。

「ただ、サイドにはDFの長友と酒井宏がいますからね。セネガルの4―3―3の布陣、戦い方、長所と短所を把握し、柔軟に対応できるメンバーは誰なのか? どんな戦いが想定されるのか、見極める必要があります」

 ――ハリルホジッチ前監督は、戦い慣れた4―4―2に執着しましたが、西野監督は3―4―3をテスト。5月30日のテストマッチ・ガーナ戦でも、試合開始時の布陣として3―4―3を採りました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動