著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

セネガル編<上>デュエルを避けつつカウンターに勝機を

公開日: 更新日:

 セネガルのW杯出場は2002年日韓W杯以来、4大会ぶり2度目となる。チームを率いるシセ監督は、日韓大会でセネガル旋風の立役者のひとりとしてベスト8入りに貢献した。あれから16年。どんなサッカーをやってくるのか? サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当の河治良幸氏による「セネガル徹底分析」第1弾。 (聞き手=六川亨・元サッカーダイジェスト編集長)

 ――W杯の経験値では6大会連続出場の日本の方が上ですが、マネ(リバプールFW)ら多くの選手が、欧州の強豪でプレーしています。

「セネガルは、まずはフィジカルの強さを前面に押し出した戦い方をしてくるでしょう。オープンスペースを突くのではなく、あえて接触プレーを仕掛けてくる可能性も高い。1対1の局面が多くなるでしょう」

 ――ハリルホジッチ前監督が言っていたデュエル(フランス語で決闘の意味)が問われるゲームになります。

「そのデュエルは、あるデータによると<1試合当たり200回ほど>発生します。フィジカル面でハンディを抱えている日本は、正面切って決闘するのではなく、たとえば駆け引きの妙でボールを奪うとか、警告を受けない程度のファウルで止めるとか、デュエルをできるだけ減らし、発生しても有利な状況で勝負に持ち込めるようにしたいですね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー