勝つべき階級で勝てず…至学館大・栄和人監督の解任は必然

公開日: 更新日:

 ようやくというか、やっとというか、ここまでクビにならなかったことが不思議なくらいだ。

 伊調馨(34)らへのパワハラを認定され、レスリング協会の強化本部長を辞任していた栄和人氏(57)が、至学館大学レスリング部監督を解任された。

 17日、谷岡学長が全日本選手権が行われた駒沢体育館で発表した。

「(14日の)謝罪後、言動を見守ってきたが、全くの期待外れ。反省ができていない。このままでは選手の望み通りにならない」とは谷岡学長だ。

 全日本選手権ではセコンドにつかず、知人と会場外へ食事に出掛けたことも。14日の会見では、伊調や田南部コーチに直接謝罪したいと言いながら、近くに田南部コーチがいても、声を掛けることすらしなかった。

 谷岡学長はこれまで栄氏のパワハラが明らかになった後も、かたくなに守り続けてきた。現役の選手たちが栄監督の指導を望んでいるというのが続投の理由だった。「パワハラ」があろうと、選手を勝たせてくれる監督だったからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  4. 4

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  5. 5

    永野芽郁&橋本環奈“自爆”…次世代女優トップは誰だ?畑芽育、蒔田彩珠、當真あみが三つ巴

  1. 6

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  2. 7

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  3. 8

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  4. 9

    二階堂ふみ&カズレーザーの結婚に続くか? 広瀬すずにも囁かれる「まさか」のサプライズ

  5. 10

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言