田崎健太
著者のコラム一覧
田崎健太ノンフィクション作家

1968年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早大卒業後、小学館入社。「週刊ポスト」編集部などを経て、99年末に退社。著書に「W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇 」(新潮文庫)、「偶然完全 勝新太郎伝」(講談社+α文庫)、「真説・長州力 1951-2018」(集英社文庫)、「電通とFIFA」(光文社新書)、「真説・佐山サトル」(集英社インターナショナル)、「ドラガイ」(カンゼン)、「全身芸人」(太田出版)など多数。

前回屈辱のブラジルはネイマール以外の点取り屋が欲しい

公開日:

 日本代表とブラジル代表のような強豪国の違いのひとつは、大会のどこにチームのピークを持ってくるのか――ということだ。

 ブラジルの場合はもちろんグループリーグではない。準決勝、そして決勝に向けて、緩やかに調子を上げていく。そのため最初の1、2試合は、ぐずぐずした試合内容となることが多い。今回のスイス戦もそうだった。

 そして、見極めの場でもある。

 W杯は特別な大会であると、参加経験のある選手は口を揃える。元日本代表監督だったジーコは「W杯には世界中の視線が注がれる。その熱狂がピッチの中に流れ込んでくるのだ」と教えてくれたことがあった。

 その舞台の上で戦える選手であるか、どうか――。

 ブラジルの中盤の選手の才能は世界屈指である。相手チームもブラジルを警戒するため、細かなパスをつなぎ、試合を支配することは難しくない。しかし、勝利は別問題だ。グループリーグは、相手のゴールをこじ開けられる選手を探す試合でもある。

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