蘇る4年前…ブラジルに王国の焦りとネイマール潰しの恐怖

公開日: 更新日:

 ブラジルにとってロシアW杯は、ズタズタに引き裂かれた自尊心を取り戻すための大会である。

 母国開催の14年ブラジルW杯の準決勝。優勝したドイツに屈辱的な大敗を喫し、ブラジル国民全員が「1―7」というスコアに金縛りにあった。

 その呪縛を解き放つためには、FWネイマール(26=パリSG)率いるブラジルが、最多優勝の「5回」を更新するしかない。しかし――。

 いきなり1次リーグE組の初戦(日本時間18日午前3時キックオフ)でつまずいた。相手のスイスは、FIFA世界ランク6位の実力国。とはいえ、攻守にハイレベルのプレーを見せつけ、勝ち点3をゲットしなければならない相手である。

 序盤からボールを小気味よく回すブラジルがペースを握り、前半20分に先制点が決まった。

 攻撃参加した左SBマルセロ(30=Rマドリード)がネイマールからパスを受け、相手ゴール前にクロスを放り込む。

 スイスDFのクリアボールを拾ったMFコウチーニョ(26=バルセロナ)が右足で放ったシュートは、キレイな放物線を描きながら右ポストに当たり、そのままネットに吸い込まれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です