土壇場で決勝弾 イングランド主将ケーンは得点王争い候補

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 頼れるストライカーの絶対条件が「沈滞ムードの中で決定的なゴールをズバッと決める」ことだとしたら、イングランド代表FWケーン(24=トットナム)は、100点満点のパーフェクトだ。 ロシアW杯1次リーグG組でイングランドはチュニジアと対戦(日本時間19日午前3時キックオフ)。前半11分、相手ゴール前の混戦からFWケーンが得点のにおいをきっちりとかぎ分け、絶妙のポジショニングから先制ゴールをねじ込んだ。

 35分、イングランドDFがペナルティーエリア内で相手選手をひじ打ちで倒し、献上したPKを決められて同点に追いつかれた。後半に入るとイングランドは攻めあぐんで20歳FWラッシュフォード(マンチェスターU)、22歳MFロフタスチーク(クリスタルパレス)ら若手攻撃陣を投入するが、1―1のスコアのままアディショナルタイムに突入。ここで頼れる点取り屋の出番だ。

 右CKを相手ゴール前の194センチDFマグワイア(25=レスター)が後方に流す。ゴール左に188センチFWケーンが待ち構えていた。頭を振りながら合わせるとボールは左ポストとGKとの1メートルの隙間を通過。劇的な決勝ゴールである。

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