ポーランド粉砕 セネガルの新星ニアンはエースFWより脅威

公開日: 更新日:

 今大会アフリカ勢初勝利の立役者は、エースFWマネではなく、代表ユニホームを着てわずか半年という身長184センチの新星FWニアン(23=トリノ)だった。

 セネガルが先制したのは前半37分。そのニアンが中盤左サイドでの競り合いからボールを奪うと、中央のマネにつなぐ。ペナルティーエリア手前から、マネが右から上がってきたMFゲイ(28=エバートン)にパスを出すと、そのままゲイがシュート。ポーランドDFチョネク(32=SPAL)に当たって方向が変わり、GKの逆を突いてネットに吸い込まれた。

 後半15分にセネガルが奪った追加点も、ニアンの意表を突く“カウンター”だった。左足を痛め、ピッチを離れていたニアンが、審判の許可を得てピッチに戻ったちょうどその時、GKシュチェンスニ(28=ユベントス)への不用意なバックパスが目に入った。

 一気に加速したニアンは、飛び出してきたシュチェンスニより先にボールに触れてかわし、無人のゴールに流し込んだ。

 ニアンは後半30分、足を痛めて自ら交代を要求。ベンチに下がったものの、この試合の「マン・オブ・ザ・マッチ」にふさわしい活躍だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」