西野監督の続投「白紙」の裏…協会にまた“外国人招へい案”

公開日: 更新日:

 JFA田嶋会長の“後見人”として日本サッカー界に隠然たる影響力を持っている川淵JFA元会長も、早大の後輩に当たる西野監督を猫可愛がり。キリンチャレンジカップ6連戦どころか、来年1月にUAEで開幕する「アジア大会まで続投させるように」と田嶋会長に伝えた――という話も漏れ伝わっていた。

■「快進撃」と持ち上げるが4戦1勝

 しかし――。スポーツマスコミは、決勝トーナメント進出を「快進撃」「快挙」と持ち上げるが、西野ジャパンの成績は、1勝1分け2敗。唯一の白星はコロンビアから挙げたものだが、開始3分に相手がハンドの反則で一発レッド退場処分。残り87分を1人少ない10人の相手と戦い、勝ち点3を奪ったに過ぎないのだ。

 JFAには「短期間でチームをまとめた。1次リーグを突破させた手腕は実に素晴らしい」と絶賛する関係者がいる一方で「外国人監督招聘の選択肢を捨てるべきではない」との意見も燻っていた。そんな中、ベルギー戦の翌3日、JFAの田嶋会長が微妙な発言を行ったのだ。


「(次期監督は)安易に決めるつもりはない。しかし、そんなに長く待っている場合でもない。7月中には決めたいと思います。暫定(監督)を立てることはない。西野さんが(引き続き)やるとか、新しい外国の人が来るとか、一切決まっていません。まだ白紙です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性