ベルギー戦大逆転負けの裏に…西野監督が語った2つの後悔

公開日: 更新日:

 ベースキャンプ地のカザンに戻った日本代表。西野朗監督(63)が報道陣の取材に応じ、2つの後悔を口にした。

 大会を振り返り、記者から「後悔は?」と聞かれると、「あります」と即答してこう続けた。

「3つ目の試合とか、昨日の戦い方とか。後悔しますね」

 3つ目の試合とは言うまでもなく、1次リーグのポーランド戦。リードされている展開にもかかわらず、終盤の10分間をパス回しによる時間稼ぎに費やした。試合後に「不本意な選択」と話していた指揮官はこの日、改めて世界中から酷評された問題の場面に言及。それが、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦での采配にも影響したことを認めた。

「取り返しというか、そういう気持ちもあった」

 欧州最強ベルギー相手に2点を先制しながら、追加点を狙いにいった攻撃的采配が裏目に出た。選手が前がかりになったことで、一気に3失点。大逆転負けを食らった裏には、姑息なパス回しによるブーイングから日本と自分のイメージを回復したいという思いがあったというわけだ。

 これが、2つ目の後悔である。

 西野続投と報じるスポーツ紙が多い中、協会は後任監督の人選に動いている。後悔を取り返すチャンスは与えられそうにない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  2. 2

    待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”

  3. 3

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  4. 4

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  5. 5

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  1. 6

    Rソシエダ久保建英が英リバプール入りなら遠藤航は“玉突き放出”へ…11月はゴラッソ連発で存在感マシマシ

  2. 7

    なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向

  3. 8

    45歳で引退…元日本代表MF稲本潤一「指導者の資質」 識者は“独特の武器”に太鼓判

  4. 9

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

  5. 10

    世界最年長サッカージャーナリスト賀川浩さんを悼む…W杯10大会現地取材、91歳でFIFA会長賞受賞

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁