首位発進の勝みなみ プロ2勝目の鍵は“アマ時代”のメンタル

公開日: 更新日:

【ニッポンハムレディス】

 黄金世代の勝みなみ(20)が、今季2度目の初日首位スタートだ。高校1年で出場した2014年バンテリンレディスで史上最年少優勝をさらい脚光を浴び、昨年のプロテストに合格。

 今季はリゾートトラスト、ヨネックスレディスの2週連続2位などトップ10入り6回。

 アマ時代からのツアー経験も生きて賞金ランク9位につけているが、プロ初優勝は同期の新垣比菜(19)に先を越されてしまった。

 小野寺誠プロが、「ゴルフは確実にうまくなっているが、プロとアマでは基本的に戦い方が違う」とこう解説する。

「プロは優勝と賞金獲得が使命です。ボギーを打たずに、バーディーを奪い、常に60台で回る目標を立てます。ただプロが勝利を意識するとパットに影響が出はじめる。1個でもボギーが許されない状況になるとタッチが弱くなる。結果的にスコアを崩したわけでもないのに勝ちきれないケースが出てくるのです。スタートダッシュに成功しても、大会期間中ずっといい状態を続けるのは一流選手でも難しい。しかし、アマはスコアより一打一打に集中して、ピンを思い切り攻め続けます。プロのように失うものが何もないので、グリーン上でタッチが弱くなることはないのです」

 アマで勝った時のような思い切りのいいパットができるか、守りに入らず攻め続けることができるかが、勝の2勝目を大きく左右することになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」