注目のベルギーvsフランス戦は2人の「監督力」対決に注目

公開日: 更新日:

 ベスト4が出そろったロシアW杯。開幕前から現地に入って取材を続けていると、開幕戦が遠い昔の出来事のように感じられるが、W杯はこれからがメインディッシュだ。

 4強は、フランス、ベルギー、イングランド、クロアチア。南米勢の全滅でヨーロッパ選手権の様相を呈しているが、10日にサンクトペテルブルクで行われるフランスとベルギーの一戦は、事実上の決勝戦と言われるほどの注目カードになった。

 ここまで順調な戦いぶりで勝ち上がってきた優勝候補フランスは、中盤から前線に若くて優秀なタレントを揃え、選手層では4強随一。今大会でブレークした19歳のFWエムバペは、早くもメッシ、ロナウド、ネイマールの「3大スターの後継者」と言われている。

 タレント軍団を束ねるデシャン監督の采配にも隙がない。現役時代の98年にW杯優勝を経験しているデシャン監督は、豊富な攻撃の駒を有しながら、あくまでも攻守のバランスを重視した手堅いサッカーで勝ち上がってきた。堅い守備から繰り出されるカウンターの威力も、ラウンド16のアルゼンチン戦で証明した通り。ここまで“石橋を叩いて渡る”堅実采配でチームを4強に導いた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは