“W杯3決”は消化試合じゃない 4位なら両指揮官ボーナスなし

公開日: 更新日:

 ベルギー(FIFAランク3位)とイングランド(同12位)による3位決定戦が、日本時間14日に行われる。

 同じG組だった1次リーグでの直接対決では、ベルギーが1―0で勝利。イングランド・サウスゲイト監督(写真右)が12日の準決勝クロアチア戦後の会見で「3位決定戦は望んでいなかったが、我々は最後までプライドをかけて戦う」と意気込むのには理由がある。

 賞金は3位2400万ドル(約26億円)、4位2200万ドル(同24億円)。2億円の開きがあり、負ければ1人当たりの取り分が減るだけでなく、勝敗は両監督の実入りにも影響する。

 年俸はサウスゲイト監督が2億6000万円、ベルギーのマルティネス監督(同左)は1億3000万円。両監督とも、契約でW杯の結果に応じた出来高が付いているものの、いずれも3位以上が条件だという。

 複数の欧州メディアによれば、優勝ボーナスはサウスゲイト監督が2億2000万円、マルティネス監督は1億5000万円。3位なら、それぞれ1億5000万円、8000万円の特別手当を受け取るが、両監督とも4位に終わればボーナスは手にできないのだ。

 チームや監督によっては、3位決定戦を消化試合と位置付け、それまで出場機会の少なかった選手を起用するケースもあった。今回の3決は高額なボーナスをかけて両指揮官がベンチで火花を散らしそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも