米女子大生アマ初Vでまた露呈 日本女子プロの“内弁慶”ぶり

ぶっち切りＶのギルマン（Ｃ）日刊ゲンダイ

　米国では大学に行かないでプロ転向する選手を世間は好意的に見ない。人間としてまだ学ぶことが多くあり、賞金稼ぎに一生懸命になるのは早すぎるという考えが一般的だからだ。

「ギルマンの優勝で、米国には日本女子プロより強いアマチュアがたくさんいることがよくわかります。それに米国ではプロアマ問わず、最終日にスコアを大きく伸ばさなければ勝てないことが身に染みついている。それだけに最後まで手を緩めずに貪欲にバーディーを狙っていく。パープレーでも逃げ切れる日本女子ツアーとは最終日の戦い方がまるで違います」（ツアー記者）

　日本女子ツアーは来季からプロテストに合格していなければＱＴ受験資格を与えない新制度を導入する。「韓国勢の台頭に慌てた協会が、外国人プロの流入を防ぐための“鎖国”政策」（前出のツアー記者）なのだ。

　男子ツアーより試合数が多く、人気のある女子ツアーだが、一皮むけば米国のアマチュアにもかなわないレベルなのだ。これでは男子同様、世界からどんどん取り残される。