森保兼任監督の足引っ張る “絶対権力者”JFA田嶋会長の悪評

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 東京五輪世代のU―21(21歳以下)代表・森保一監督(49)の日本代表との兼務が発表された日の翌々日(28日)、福島県の「Jヴィレッジ」を視察。車で宮城県に移動して午後7時開始のJ1仙台対C大阪戦をチェックした。「誠実で真面目」と評判の森保兼任監督らしい精力的な動きだったが、対照的に評判ガタ落ち中なのが、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(60)である。

「森保監督就任会見に先立ち、田嶋会長がひな壇に座って『日本人ならではの器用さ、俊敏性、持久力、組織力などを生かした<ジャパンズウエー>を06年から提唱してきた』などと説明。最終的に<日本代表に求められているのは日本人指導者>と結んだ。森保監督がA代表を兼務することの“正当性を強調せんがため”の長広舌だった」(サッカー関係者)

 しかし「田嶋会長の話は矛盾だらけ」とJFA関係者、マスコミ関係者の間で悪評フンプンだ。 ジャパンズウエーがサッカー界で使われるようになったのは15年のころ。今回、JFA技術委員会が「日本人指導者の森保監督が適任」と意思統一されていたわけでもない。実際、一部の委員から「外国人指導者に学ぶべき点は多い」という声も出ていた。ロシアW杯後に自薦、他薦を問わず10人ほどの代表監督経験者から売り込みなどもあったし、8月のアジア杯、9~11月にはキリンチャレンジ杯6試合などスケジュールも立て込んでおり、次期監督は「11月20日の今年最後のキリンチャレンジ杯を消化した後に決めよう」という声も上がっていた。

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