誠実キャラゆえ? 森保監督がウソツキ呼ばわりされるワケ

公開日: 更新日:

 東京五輪世代のU―21(21歳以下)代表の森保一監督が、日本代表監督を兼任することが26日に決まり、周辺から「あんなウソツキだとは思わなかった」という声が飛び交っている。

「森保監督のキャラクターは<真面目で誠実>というもの。彼の口から人の悪口を聞いた者はひとりもいないし、彼のことを悪く言う人も皆無。だからこそ森保監督のついたウソが際立っている」(サッカー関係者)

 森保監督は17年10月に五輪代表監督に就任。その1年前にもオファーがあった際、「代表監督は年に数回の合宿、遠征だけで選手と信頼関係を築き、チームを強くしなければならない。自分にとってクラブの監督は天職です。選手たちと毎日顔を突き合わせ、一歩一歩着実にチームを強くしていく作業が性に合っている」と断っている。

 しかし、最終的に五輪監督を引き受けることになった。その理由を森保監督は「やはり母国開催の五輪というのは特別なんです。東京五輪じゃなかったら、五輪代表監督は受けなかった」と親しい友人に漏らしていた。

 ところが――。日本代表監督のオファーに対して「即決でした」(森保監督)と就任会見でスパッと言い切った。 

 かくして森保兼任監督は、おそらく生まれてこの方、初めてウソツキ呼ばわりされている――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jは海外からどう見られているのか…W杯のライバル国、ブックメーカーによる意外な評価

  2. 2

    FIFA会長がトランプ大統領に贈った「平和賞」は両者の癒着の象徴…元FIFA職員が史上最悪のW杯抽選会を一刀両断

  3. 3

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  4. 4

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  5. 5

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  1. 6

    元日本代表DF冨安健洋がアヤックスと契約合意報道…森保Jに朗報も「ガラスの肉体」の期待と不安

  2. 7

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  3. 8

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  4. 9

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  5. 10

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ