木更津総合・五島監督に聞く ドラフト候補が進学する理由

公開日: 更新日:

 10日に登場する木更津総合(東千葉)は3年連続出場。毎年のようにプロ注目の選手を輩出しながら、ほとんどが進学している。一昨年の左腕・早川(早大)、昨年の左腕・山下(法大)、遊撃手・峯村(日大)がそうだ。なぜプロではなく大学なのか、五島卓道監督(63)に聞いた。

■「野球賭博とかいろいろな問題」

 ――今年、プロ注目の野尻(3年、投手)も進学が濃厚だと聞いています。なぜ、直接、プロに行く選手が少ないのですか。

「何も知らない高校生のまま、プロに行くことが果たしていいのか、という疑問があるからです。特に最近は野球賭博とか、いろいろな問題があったでしょう。そういう世界に、まだまだ子供の高校生を飛び込ませていいものか。大学でさまざまな経験を積んでからでも、プロ入りは遅くはないと思っています」

 ――確かにプロといっても、「良い大人」ばかりではない。

「そうですね。お酒の飲み方ひとつにしても、大学で若い仲間たちとワイワイやりながら覚えた方がいいかもしれない、ということもある。ただ、誤解してほしくはないのですが、部員全員が全員、直接プロはダメだ、ということではない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発