木更津総合・五島監督に聞く ドラフト候補が進学する理由

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 10日に登場する木更津総合(東千葉)は3年連続出場。毎年のようにプロ注目の選手を輩出しながら、ほとんどが進学している。一昨年の左腕・早川(早大)、昨年の左腕・山下(法大)、遊撃手・峯村(日大)がそうだ。なぜプロではなく大学なのか、五島卓道監督(63)に聞いた。

■「野球賭博とかいろいろな問題」

 ――今年、プロ注目の野尻(3年、投手)も進学が濃厚だと聞いています。なぜ、直接、プロに行く選手が少ないのですか。

「何も知らない高校生のまま、プロに行くことが果たしていいのか、という疑問があるからです。特に最近は野球賭博とか、いろいろな問題があったでしょう。そういう世界に、まだまだ子供の高校生を飛び込ませていいものか。大学でさまざまな経験を積んでからでも、プロ入りは遅くはないと思っています」

 ――確かにプロといっても、「良い大人」ばかりではない。

「そうですね。お酒の飲み方ひとつにしても、大学で若い仲間たちとワイワイやりながら覚えた方がいいかもしれない、ということもある。ただ、誤解してほしくはないのですが、部員全員が全員、直接プロはダメだ、ということではない」

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