巨人・阿部が“228人斬り”達成 来季40歳でも現役続行確実か

公開日: 更新日:

 巨人阿部慎之助(39)が「228人斬り」を達成した。

 21日のDeNA戦に「5番・一塁」で出場。二回、巨人の元同僚でもある先発・平良の低めの変化球をすくい上げると、高々と舞い上がった打球は「途中から行方が分からなくなった」と風にも押され、右翼席へ飛び込んだ。高橋由伸監督(43)が「阿部の一本でチームの雰囲気が出てきた」と目を細める一発。本塁打を放った投手はこれで228人目となり、本塁打を放った投手の人数で、近鉄などで活躍した歴代最多のタフィ・ローズに並んだ。

 まだやめられない。昨年2000安打を達成したが、春のキャンプ時に「400本塁打や2500本(安打)を目指すと目標を立てたので、モチベーションは失っていない」と語っている。その400号まであと4本。坂本不在の打線にあって、時には中軸、時には代打の切り札という役割は他の選手には務まらない。

 来年3月に40歳を迎える。チームで年上は上原浩治(43)がいるが、現在二軍調整中で来季の去就は微妙。まだまだ頼られる阿部の現役続行は確実である。

 この日、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(92)が頚椎の一部を骨折し、入院していることが発覚した。そんな暗いムードを吹き飛ばした阿部の2安打2打点の活躍で、巨人は借金を1とした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 8

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  4. 9

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  5. 10

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方