息子・源は鹿島で自分の進むべきことに気づかされた

公開日: 更新日:

 昌子も鳥取・米子北高校でサッカー選手としてあるべき姿勢の基礎を叩き込まれ、鹿島という一層厳しい環境で8年間プレーしている。それが大きな飛躍につながった。

「小笠原(満男)や中田浩二(現鹿島CRO)、岩政(大樹=東京ユナイテッド)、大迫(勇也=ブレーメン)といった先輩たちに『どうしてボールを出さないのか!』と日常的に厳しく怒られていたはず。大岩(剛)監督にも『FWに合わせていつでもワンステップでボールを蹴れるようにしておかないといけない』と口を酸っぱくして言われて日々、課題に取り組んだんだと思いますね」

 その成果がロシアW杯で如実に出た。

 コロンビアやセネガルに対しても冷静に対処する昌子の姿は大いに光った。

「自ら持ち上がって相手をかわし、数的優位をつくるプレーも見せていましたし、(利き足ではない)左足で持ち込んでも失うことはなかった。そういう仕事も、鹿島で自分が進むべきことに気づかされたから。姫路独協大の子らも、そうなるように育てていかないといけないですね」と力さんは神妙な面持ちで語る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明