息子・源は鹿島で自分の進むべきことに気づかされた

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「対応力と柔軟性を持たなければいけない」というのは日本代表の森保一監督の口癖だ。この能力を日本人に身に付けさせるのは極めて難しい。兵庫県サッカー協会技術委員長の昌子力さんも、サッカー部の監督を務める姫路独協大でその難しさに苦慮している。「判断できても面倒くさいからやらんとこ、と考えがちな若者は多い。ウチの息子もそうなる可能性があった」と日本代表DF昌子源(鹿島)の成長過程に思いを馳せた。

 ◇  ◇  ◇

 今月半ば、姫路独協大学にイタリアサッカー協会指導者インストラクターのステファノ・バルドーニ氏が臨時コーチとして訪れた。同大のトップチームの選手相手に「パススピードを上げろ」「2トップは臨機応変に動け」と指示を出すが、うまくいかない。

 最後のクリア練習になるとピッチ外にいたメンバーがおしゃべりを始めた。これには昌子監督も怒り心頭に発し、珍しく容赦のないカミナリを落としたほど。

「鹿島の練習を見に行くと監督がいちいち集合の号令をかけなくても、選手たちが自ら進んでアップを始めている。けじめをつけられる大人の選手だから、言われなくても分かるんだと思いました」としみじみ言う。

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