巨人オーナーが由伸監督続投示唆…嵐のオフも指揮官は安泰

公開日: 更新日:

 球界を代表する左腕がユニホームを脱ぐ。巨人杉内俊哉(37)が12日、都内のホテルで引退会見を行った。

 ソフトバンク時代の2005年に沢村賞。FAで巨人に移籍した1年目の12年には史上75人目のノーヒットノーランを達成した。17年間で現役2位となる通算142勝(77敗)。勝率.648は歴代4位の好成績だ。15年オフに右股関節を手術。左肩痛にも苦しめられ、一軍の公式戦から遠ざかっていた。

 会見の冒頭、「子供の時に夢見たプロ野球選手が一生続くものだと思いたかった」と涙ぐみ、会見の最後にサプライズで登場したチームメートの内海から花束を渡されると、感極まって号泣した。

 一方、巨人の山口寿一オーナー(61)はこの日のオーナー会議に出席後、今季が3年契約最終年の高橋由伸監督(43)に来季以降の続投を要請する意向を示した。

 今季30本塁打をマークし、4番に座っている岡本らの若手が活躍している点を挙げ、「岡本や吉川(尚)、そういった若手選手がかなりの成績を残しているのは、監督やコーチ陣が力を合わせて若手を育てようとしてきたことも大きかった。キャンプからその姿勢を貫いてきているところは、私としては評価をしている」とし、「十分にチームを整えて監督には腕をふるってもらいたいと私は考えている」と続けた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗