OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

公開日: 更新日:

 元中大監督で巨人OBの高橋善正氏(評論家)がこう指摘する。

「今の巨人はやることが甘い。弱点を埋めるためにFA補強を行うなら行うで、確実に取ってこないと。いいか悪いかは別として、一昔前の巨人なら、何をしてでも獲得していたでしょう。それで野上を取り、若手投手の高木勇を人的補償で失った。これで良かったのか。開幕前に電撃復帰させた43歳の上原にしても、(0勝)5敗もしていては期待外れと言うしかない。打者では総額8億円の大枚をはたいた昨季の本塁打王ゲレーロは打率.250、15本塁打。造反行為もあって大半が二軍生活だから、物足りないどころか戦犯です。ドラフト1位ルーキーの鍬原(中大)は、新人合同自主トレから右肘痛で出遅れた。球団は指名時に把握していたのか。甚だ疑問です」

 鍬原は現在、左脇腹痛で戦列から外れている。今年の「補強組」はほぼ全滅。これでは勝てるはずがない。

 選手もしかりだ。常勝を義務付けられ、「優勝以外は何位でも同じ」の考えが根強い巨人では、シーズン最終盤にきても、「CS狙い」でチームが一体となることはない。

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