プロ野球で選手入れ替わり激化 ベテランに好機到来のワケ

公開日: 更新日:

 ここ数年、プロ野球界では選手の入れ替わりが激しくなっている。

 広島の新井や中日の岩瀬らの大ベテランはもちろん、ソフトバンクの本多、中日の浅尾はともに33歳で引退。4日は、ソフトバンクの高卒3年目の小沢と黒瀬が戦力外通告された。さるセ球団幹部は、「まだまだやれるという認識はあっても、年齢、戦力のバランス、年俸、ケガの状態などを鑑みて切らざるを得ない選手もいる」という。

 そんな中、年齢での線引きをより重視する球団が出てきた。リーグ3連覇の広島は年齢構成表を編成に用いているし、ソフトバンク、日本ハムなど多くの球団が若手の育成によって、チーム強化に成功している。ヤクルトは今年、成瀬ら30歳以上のベテランの多くが戦力外になった。

 メジャーでは当たり前のようにやっていることだが、日本でもこうしたチームづくりが進めば、余力がありながらもクビになる選手が増える。一定の年齢に達したベテランは切られる可能性が高い。最たるは、昨オフに巨人を自由契約になり、37歳で引退した村田修一だろう。移籍先さえ見つかれば、まだまだやれるともっぱらだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗