吉田輝星1位は2球団程度か “特A”不足で各球団リスク回避も

公開日: 更新日:

 しかし、セ球団のスカウトはこう言っている。

「最終的には吉田に4、5球団の指名が集中する可能性はある。東洋大の3投手が春先と比べて状態を落としているからです。潜在能力は梅津が一番高いものの、登板経験が少ない。甲斐野は抑えしかやっていないし、上茶谷も投手としてはまとまってはいますけど、春先の球速、球威が戻っていない。ならば、将来性込みで吉田、となるケースも考えられます」

■直前で方向転換する球団続出かも

 たとえば今季、10年ぶりの優勝を果たした西武は、エースの菊池雄星が入札制度によるメジャー移籍が確実で、投手力強化が課題。近年は高橋光成今井達也甲子園のスター選手を獲得しており、2位以下で即戦力投手と組み合わせれば、吉田の指名があっても不思議ではない。

阪神は今季、最下位に転落し、観客動員は前年を下回った。スター選手も不在です。人気優先で吉田にひっくり返る可能性はある。阪神に限らず、直前に吉田にいく球団が意外と少ないという情報が入れば、方向転換する球団が続出するかもしれません」(マスコミ関係者)

 現時点では「2球団程度」でも、いざフタを開けてみれば「1番人気」もあり得るというのだ。

 この日早速、大半の球団が金足農に調査書を届ける連絡をしたという。吉田の指名を巡る綱引きはますます激しくなりそうである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり