広島・丸の驚異の修正能力 19打席ぶり一発で試合を決める

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 ついに目覚めた。

 広島丸佳浩(29)がCSファイナルステージ第1戦の七回にソロ本塁打。3点リードの七回1死走者なしから、巨人4番手・上原のスライダーを右翼スタンドへ叩き込んで試合を決めた。

「打ったのは、スライダー。久しぶりにいいスイングができた。風にもよく乗ってくれた」

 2日の阪神戦以来19打席ぶりとなる一発に「効率のいい点の取り方だった」と安堵の表情を見せれば、緒方監督も「丸にしろ、打線がよく打ったね。集中していた」と称賛した。

 MVP最有力候補が苦しんでいた。今季.468で最高出塁率の男が、シーズン最後の6試合は21打数1安打と極度の不振に陥った。本塁打王に手が届きかけたものの、39本のまま停滞。タイトルをDeNAのソトにさらわれ、打率は.306まで降下した。

 この日、1打席目はボール球を続けて空振りする場面があったが、「(田中)広輔とキク(菊池)がいい場面(無死一、三塁)をつくってくれた。前へ飛ばせば点が入るかな」と何とか二ゴロで先制点をもたらすと、2打席目に中前打、そして4打席目に待望の一発が飛び出した。

 広島の関係者は「丸の凄さは1試合の中でも振りながら微調整、修正できること。この試合がまさにそうだった」と言う。この日は4番の鈴木にも一発が飛び出し、好調を維持している。丸が目覚めれば、巨人に負ける要素は何もない。

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