巨人のFA丸獲得は“天敵”広島対策 最強オプションの提示も

公開日: 更新日:

 この日、原辰徳監督(60)は丸について「球団の方がきちんと動くと思うよ。今ボクからはそのことしか言えない」と言うにとどめたものの、巨人にとって広島は天敵。先日はこう話していた。

「しかし、負け過ぎだよね。そこはしっかり考えないといけない。対策?まだないよ」

■25億円超+付帯条件

 巨人は今季、リーグV3を達成した広島に7勝17敗1分け。昨季は7勝18敗と、この2年は一方的にやられている。

 さる球界関係者がこう言う。

「巨人のFA戦略は長嶋監督時代から、補強ポイントを埋めると同時に、同一リーグの戦力をそぐという意味合いもあった。古くは落合(中日)、川口(広島)、広沢(ヤクルト)、江藤(広島)など。原監督も第2次政権時、元本塁打王の横浜・村田を獲得したり、FAではないが、08年オフには主砲のラミレスとエースのグライシンガーをヤクルトから、抑えのクルーンを横浜から獲得。同一リーグの主力を3人同時に引き抜いたことで非難されたが、原監督は悪びれることなく、翌09年シーズンでリーグV3を達成。そのまま日本一になっている。丸取りは何よりの『広島対策』だよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗