著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

錦織圭ツアーファイナルのカギは同組フェデラーの速攻攻略

公開日: 更新日:

 錦織圭が今季の目標として掲げていたツアーファイナル出場を決めた。この大会は今シーズンの成績上位8選手によって戦われるATPツアーの仕事納め。錦織は最終戦を終えて9位だったが、4位のフアン・マルティン・デルポトロが骨折で欠場を決め、2年ぶり4度目の出場となった。

 今シーズンは手首の故障から復帰し、下部ツアーの1回戦負けからスタート。ランキングが一時は39位に落ちたことを思えば、見事なカムバックだ。ウィンブルドンで初のベスト8、全米でも2年ぶりのベスト4に入って自信を取り戻した。秋の5大会で決勝2度、残りもすべて準々決勝以上と調子は尻上がりなだけに期待も膨らむが、課題はある。

 錦織は、2016年2月のメンフィス以来、ツアー優勝から遠ざかり、決勝9連敗。

 リズムをつかんだ秋も、楽天でダニール・メドベージェフ、ウィーンではケビン・アンダーソンのビッグサーブに阻まれ、上海とパリの準々決勝で、ともにロジャー・フェデラーに敗れた。問題はこのフェデラーだ。

■ラリー戦に持ち込めるか

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは