大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

公開日: 更新日:

 一流から超一流を目指す。

 全米オープン(OP)で日本人初となるシングルス優勝を果たした大坂なおみ(20=世界ランク8位)。快挙の余韻に浸る間もなく、日本での凱旋試合となった東レ・パンパシフィック・オープンに出場し、準優勝に終わった。大会後には「疲れてる」とこぼし、ウイルス性疾患で武漢OP(中国=23日開幕)欠場を発表。そんな疲労困憊の大坂を奮い立たせているのが来月21日にシンガポールで始まるWTAファイナルズだ。優勝賞金は最高でも236万ドル(約2億6700万円)と、全米OPの380万ドル(約4億2900万円)に比べて“半額”だが、4大大会とは異なる価値がある。

 出場権は1月1日からシーズン終了(11月末)までに獲得した16大会のポイント総数(WTAツアーランキング)の上位8人のみ。前年の成績も含まれる世界ランクとは違い、1年間でリセットされる。会見で大坂は「もちろん、シンガポールにはぜひ行きたい。私の中でシンガポールが非常に重要な部分を占めている」と語っていた。

 24日現在、大坂のWTAツアーランキングは4位と出場圏内。中国OP(29日開幕)と香港OP(来月8日開幕)には出場予定で、この2大会が終わった時点でトップ8に名を連ねることができれば、伊達公子以来24年ぶりの快挙となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし