菊池雄星も苦労必至…メジャー「投球間隔20秒」導入の波紋

公開日: 更新日:

 日本人投手には受難のシーズンとなりかねない。

 米大リーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、試合時間短縮のため、投球間隔を制限する「20秒ルール」の導入を決定。複数の米メディアが19日(日本時間20日)に報じたところによれば、今後は大リーグ選手会と協議し、早ければ今春のオープン戦から試験的に取り入れるという。

「20秒ルール」とは、投手が1球投げるのに20秒を超えた場合、「ボール」が宣告されるもの。すでにマイナーでは実施され、球場には秒数を表示する時計が設置されている。

 日本人投手は総じて1球に費やす時間が長い。昨季、先発投手ではヤンキース・田中、ドジャース・前田の平均27秒0が最長。エンゼルス・大谷が26秒7で続き、最も早くてカブス・ダルビッシュの26秒5。ちなみに先発投手の中で、メジャー最短であるブレーブスの右腕フォーティネビッチは20秒5だ。

 最も対応に苦労しそうなのは、マリナーズ入団が決まった菊池雄星だという。

 菊池はただでさえ、投球リズムがいいとはいえず、調子が悪い時ほど、テンポが悪くなる。プレートを外すのも珍しくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然