初賜杯が目前に 遅咲き玉鷲の相撲開眼までと師匠の教え

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 昔よりも現役寿命が延びたとはいえ、30歳を過ぎれば力士は体も技も衰えるもの。しかし、このベテランに限っては「老い」をみじんも感じさせない。

 13日目の25日、北勝富士に快勝した玉鷲(34)だ。立ち合いから頭でぶつかって一気に押し込むと、最後ははたき込みで仕留め、2敗をキープした。さらに玉鷲を喜ばせたのが、この日の結びの一番だろう。同じく2敗で並走していた白鵬貴景勝の左からのいなしに屈し、3敗目。けさ(26日)休場を届け出た。横綱のまさかの3連敗もあって、玉鷲は優勝戦線のトップに躍り出た。

「落ち着いていた。いつもの玉鷲だったらヤバイ感じになっていた」とは本人の弁。自身を客観視できている、ということだろう。

 20代の頃は平幕の上位と下位をいったりきたりのエレベーター力士だったが、30歳を越えてから突如、開眼。188センチ、172キロの体格を生かした押し相撲で、2017年1月場所で新関脇に昇進すると、以降、三役の常連として活躍している。

 ある親方が言う。

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